人生の終わりまでどのように過ごしたいですか?
~もしもの時のための人生会議~
昨年4月の第22回〈暮らしの中の看取り〉準備講座でご縁を頂いた太田宣承さんが理事長をつとめる光寿園では
日常的に人生会議をしておられるとうかがい、11月に迫田先生と米田さんが光寿園を訪問しました。
その時の様子の報告の後、まずは迫田先生より人生会議の進め方についてお話しがありました。
そして大井からは、これまでホスピスで出会った多くの患者さんやご家族から学んだ
それぞれの患者さんの私らしさ、それぞれの選択、生き方をご紹介し、
毎日が人生会議の繰り返しの現場で私が感じていることをお話ししました。
最禅寺の住職、米田さんからは
「死」という言葉は、死が近づくほどわたしのまわりから無くなっていく、というある方の言葉が紹介され
死の覚悟は持ち得ない、持てないままで良いではないか、というお話もあり
なるほど、なんとなく何かを覚悟せねばならないのか、決めなければならないのか
と思っていた気持ちが少し楽になったように感じました。
午後からは、参加者のうち一般市民が3分の1、初めて参加する方が3分の1という仲間とともに
自分の人生の最期をどのように過ごしたいのか?
万が一自分で決められないときに誰にその決断を委ねるのか?
それについて話し合ったことがあるのか?など
グループで話し合いながら自分の考えを少しずつ言葉にしてみました。
6人ずつに分かれて行ったグループワークでは
構成メンバーによって話し合いの内容がいろいろで
それぞれにとても楽しく話し合うことができました。
話し合った内容は各グループごとに発表してみんなでシェアしました。
何かを決めること、というよりもこうした話し合いのプロセスがとても大切です。
何度も話し合い、相手を変えて話し合うことで新たな考えも生まれるでしょう。
みなさまお疲れ様でした。
一般の方を含めた、様々な立場の方が
分け隔てなく自由な意見を出し
否定や批判することなく聴く
雰囲気のある素敵な会でした。
自分の事を言語化するのも
案外難しいものだなと感じました。
廿日市だけでなく、様々な地域に
このような活動が広がるといいなと
思います。
末廣先生
コメントありがとうございます。
くみサポではこれまで聴く力を養う講座も繰り返して開催し、肯定的に聴く訓練もしてきました。
そして、みんながフラットに話せる雰囲気ができあがりました。
これからも継続して行きますので、またおいでください。
そして、熊本でも始めましょう!