山形の一日は蔵王の朝焼けから始まりました。

山形といえば、山形牛、だだちゃ豆、さくらんぼ、蔵王。これらをちょっぴり体験して雪深い地域の生活の知恵を垣間見てからの研修会でした。
いつもは講演の最後にほんの少し紹介する地域活動について、今日はしっかりとお伝えしようと準備をしました。
これから高齢多死社会を迎えるにあたり、もはや医療だけでは看取りを支えきれない、介護の現場にも地域にも看取りを支えてくれる人を増やしていく必要があるからです。

看取りを見すえて生きること、食べることを支えるためにできることは?を考えるとき、市民でもできることがある、専門じゃないから自分にはできないと思わないでというメッセージをこめて。

実際に今日お邪魔した山形は東北で最初にケアカフェが開催された場所で、すでに地域での取り組みが進んでいます。
今日もケアカフェのメンバーの方をはじめ総勢78名の多職種の方々がご参加下さいました。
「生きること、食べることを支える人ができること」というテーマだったからでしょうか。
言語聴覚士や管理栄養士といった食を支えてくださっている方々のご参加が多かったこと、そして看取りを避けられなくなっている介護の現場の方が大勢参加してくださったことが印象的でした。

実際に食べることや生きることを支援する現場での事例を紹介しながら、身近にできることがたくさんあることや、実は医療現場ではできていないけど介護の現場では当たり前にできていることもあること、私たちが日ごろ見逃していることなどをご紹介しました。

はつかいち 暮らしと看取りのサポーターの活動では、つねに本人のニーズに沿っているかを意識して家族の思いは?にも目を向けるとうい「くみサポマインド」を大切にしていることもご紹介しました。
すでに活動されている皆様の参考になることが少しでもあれば嬉しいです。

最後に、準備の段階からお世話になりました神谷先生をはじめとする山形県立中央病院のみなさま、前日からお付き合いくださった永井さん、地域のみなさま、ありがとうございました。


山形産のお米「つや姫」もさくらんぼの塩漬けも美味しくいただきました^^