◆終了しました◆

 

第61回〈暮しの中の看取り〉準備講座            


=暮らしの中の看取り=

 

「家族に迷惑をかけたくない」を少し深く考えてみよう

多くの日本人が「本当は自宅で死にたいけど、それは叶わない」と思っています。


その理由は
•介護してくれる家族に負担がかかる
•症状が急変したときの対応に不安がある

が多いことが報告されています。

今回の講座では、“現状確認ツールIMADOKO”の冊子を使用して

介護の部分で家族の負担が大きいのはどの時期なのか。

「家族に迷惑をかけたくない」という気持ちのうらにはどんなことがあるのかを、

現場のエピソードを交えながらお話ししたいと思います。

そして、「家族に迷惑をかけたくないから」のところを少し深く考えて、

人生の最期に家族の力を借りて どんな風にすごせるのか

みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

他の参加者の意見や専門職の話しを聞くことで、

自分の考えが変化していくことも多々あります。

家族の介護でちょっとお疲れの方も、気分転換にご参加ください。

*今回オンラインでご参加の方については、ミニレクチャーの視聴と、
その後チャットでの質問や意見交換のみとなります。

ブレイクアウトルームでのディスカッションはございませんのでご了承下さいませ。
早めにお申し込みいただくと、事前に現状確認ツールIMADOKOの冊子をお送りすることが可能です。

 

 

講師・ファシリテーター:大井 裕子(在宅緩和ケア・緩和医療専門医・NPO法人くみサポ共同代表理事)

◆プログラム

10:00~ 〈暮らしの中の看取り〉準備講座 とは

10:10~ ミニレクチャー

11:10~ グループワーク・ディスカッション

11:40~12:00 質疑応答&わたしの最初の一歩

対象

◆一般の方・学生さん
医療介護従事者  地域包括ケアに関わってる方
ご自身が/家族が 「食べられない」状態で困っている方
人生の最期まで自宅で過ごしたい/過ごさせてあげたい と思っている方

講師紹介

◆大井 裕子(おおい ゆうこ)

NPO法人くみサポ 共同代表理事
小金井ファミリークリニック 在宅診療部/緩和医療専門医
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 臨床教授
広島大学医学部 客員教授

広島県出身。広島大学医学部卒業後、外科医としての研修を終了した後
2004年から桜町病院ホスピスで主に終末期のがん患者と家族のケアにあたる傍ら、
緩和ケア普及・啓発のための活動、医療介護職の研修や、医学・歯学部の学生講義で
看取りをテーマとする講義を担当。
2018年在宅診療部を立ち上げ小金井市を中心に多くのがん患者の在宅看取りを支える。
2023年2月から小金井ファミリークリニックで緩和ケア外来、訪問診療を担当する。
2014年から広島県廿日市(はつかいち)市で、2019年からは東京都小金井市で
2020年からはオンラインで〈暮らしの中の看取り〉準備講座を継続中。

著書:「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」 中外医学社 2017年

執筆:
1.癌の臨床 特集「がんの緩和ケア」 Ⅲ緩和ケアを受ける場とその選択 2.緩和ケア病棟
第63巻 第2号 p.151-157 篠原出版新社 2017年5月20日発行
2.臨床・老年看護 特集「死生観を養う」
豊富な臨床経験に基づくホスピス科医師の死生観~看取りのプロセスを知り、自分にできることを見つける~
第25巻 第5号 p.66-74 日総研出版 2018年9月30日発行
3.在宅新療0-100 総特集 That’s ACP アドバンス・ケア・プランニング(愛称「人生会議」のいま)
へるす出版 2019年5月20日発行
4.臨床老年看護 連載 暮らしの中の看取りにちょっぴり緩和ケアのエッセンスを
私はこれからどうなるんでしょうか? 第26巻 第4号 p.87-92 日総研出版 2019年7月30日発行
食べることをあきらめられない  第26巻 第5号 p.97-101 日総研出版 2019年9月30日発行
いのちのバトン~子どもに病気をどう伝えるか 第26巻 第6号 p.87-92 日総研出版 2019年11月30日発行
高齢者の「食べられない」を理解する  第27巻 第1号 p.83-86 日総研出版 2020年1月30日発行
「今、苦しいのか?」不要な救急搬送を避けるためにも確認する習慣をつけよう! 第27巻 第2号 p.104-109  日総研出版 2020年3月30日発行
5.月刊福祉 特集 地域コミュニティにおける食支援   ―介護レストランの取り組みから 2020年12月号
6.日本緩和医療学会ニューズレター よもやま話 看取りについて考える 第95号 p.8-9  2022年5月発行
7.PDN通信 特集 在宅の終末期ケア 現状確認ツールIMADOKOを用いたアドバンス・ケア・プランニング(ACP)が在宅がん患者の終末期ケアに与える影響   第81号 p.8-9 2022年10月28日発行
8.臨床・老年看護 特集1 高齢者・認知症者と家族の意思決定支援
対話から始めるアドバンス・ケア・プランニング(ACP)~現状確認ツールIMADOKOを活用した具体的なACTの進め方~  第29巻 第6号 p.1-10 2022年10月30日 日総研出版  など

論文:
大井裕子ら. 終末期がん患者と家族のより良い療養場所の意思決定支援における現状確認ツールIMADOKO活用の影響.
Palliative Care Research 2023; 18(2): 117–122

詳細

2014年10月に、看取りとは?をあたらめて考え看取りを自分事として考える市民講座として始まった〈暮らしの中の看取り〉準備講座は今7年目を迎え、食べられないことの支援や聴くことの活動を行っています。

主催

主催:NPO法人くみサポ http://kumi-suppo.com/

NPO法人くみサポとは?

2014年10月から広島県廿日市市で始めた「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」では、

日頃考えることを避けてしまいがちな「看取りとは?」を自分事として考え、

これから地域で療養する人が増えるであろう「がんのこと」や「認知症のこと」を

学びながら、地域で最期まで安心して暮らすためにできることは何か?を考えてきました。

その具体的な活動として「聴くこと」と「食支援」を目標に掲げ

〈暮らしの中の看取り〉準備講座や勉強会を開催して実践に向けての準備をすすめてきました。

はつかいち暮らしと看取りのサポーターはこうした活動の中から

「できるときにできることを」をモットーに2017年2月に発足し、

〈暮らしの中の看取り〉準備講座の運営や、「聴くこと」と「食べる支援」の

活動に参加しています。

2022年7月にNPO法人くみサポとして認定され、

広島県廿日市市でこれまで行ってきた活動を継続するとともに

東京都小金井市でもくみサポ@こがねいの活動を支援しています。

詳しくはこちらをご参照ください。
http://kumi-suppo.com/

■実施日時 :2023年11月26日(日) 午前10時00分〜午後0時00分

■参加費  :2,000円