～延期のお知らせ～
本講座は、新型コロナウイルス感染症拡大のため、一旦延期とさせていただきます。
食べて、噛んで、つぶして、という実食の体験をする講座のため、
安心して開催できる時期に改めてご案内させていただきます。
そのときにはみなさんと一緒に楽しんで体験をしていただきたいと思いますのでどうぞお楽しみに！
第52回 〈暮らしの中の看取り〉準備講座
＝地域コミュニティにおける食支援＝
その食形態は対象者の口に合っていますか？
〜フードスタディを体験、マスターして明日からの食支援を進化させよう〜
今回の講座は、牧野 日和（まきの ひより）先生を廿日市市にお迎えして、
久しぶりの集合型の研修会になります。
会場もお寺の本堂という風通しのよい場所で、
参加者の間隔を確保しながら限定した人数での開催となります。
（※感染状況によっては中止となる場合がございます）
（※本講座のオンライン視聴や配信はございません）
★お申し込みはこちらから→https://peatix.com/event/3291930/view
フードスタディとは、口で味わい感じながら複数スタッフで行う、嚥下調整食の確認のことです。
具体的にはアセスメントに基づきスタッフが患者さんの実際の口や喉の動きを真似た状態で
当該の嚥下調整食を試食します。
その食べる動きでうまく食べられなければ、調理した嚥下調整食の調理方法が不適切であることが
示唆されます。
このとき調理方法もあわせて検討することが望まれます。
フードスタディは1ヶ月に1〜2回行うことで、適切な嚥下調整食が提供されるようになります。
このフードスタディは、熟練すると、口やのどの動き、調理された食形態を見ただけで
その妥当性が判断できるようになります。
フードスタディは、医療介護施設の場で食事に関わる方すべてにとって有意義であると同時に
患者家族の方にも体験していると在宅での調理や食事介助のときにきっと役立つはずです。
また、今後高齢化が進んでいくと、必ず口から食べることが難しくなる方は確実に増えてきます。
そんなとき、ここなら食形態に配慮した料理を出してくれるお店があるとか、
ここのお店のスイーツならむせることなく食べられるからお土産に買って帰ろうということが、
ここ廿日市でいくつかあったら嬉しくないですか？
このことは、逆に考えると飲食店・菓子店の事業者にみなさんにとっても
ビジネスチャンスではないでしょうか？
くみサポでは、そんなお店が増えて欲しいなという夢を持っています。
うちでも少し勉強したいという廿日市市内の事業者の方を応援するという意味を込めて、
先着5名の事業者の方をご招待いたします。
（参加意向のある事業所の方は、まずはメール
hatsukaichi.kurashi.mitori@gmail.com でご連絡ください。
折り返し割引コードをお知らせいたします）
（1事業所につき1名まで。複数参加される場合には、ふたりめから通常参加をお願いします）
◆プログラム
1．その食形態は対象者の口に合っていますか？
講師： 牧野 日和（まきの ひより）
2．参加者からの質疑応答
ファシリテーター： 大井 裕子（おおい ゆうこ）
■参加費 ：2000円（本講座のオンライン視聴や配信はございません）
★お申し込みはこちらから→https://peatix.com/event/3291930/view
対象
◆一般の方＆医療介護従事者、地域包括ケアに関わってる方 ＆ 飲食店・菓子店の方
講師・ファシリテーター紹介
◆牧野 日和（まきの ひより）
愛知学院大学 心身科学部 准教授 博士（歯学）
言語聴覚士／日本心理学会認定心理士
日本言語聴覚士協会 認定言語聴覚士
摂食・嚥下障害領域 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
日本口腔ケア学会常務理事／日本言語聴覚士協会 部員
＜職歴＞
・社会福祉法人びわこ学園 第一びわこ学園 言語聴覚士
・札幌医療科学専門学校 言語聴覚学科講師
・学校法人同志舎 言語聴覚学科長
・名古屋医専 言語聴覚学科長
・愛知学院大学 心身科学部 准教授 （現在）
◆大井 裕子（おおい ゆうこ）
緩和ケア医
はつかいち暮らしと看取りのサポーター代表
聖ヨハネ会桜町病院 在宅診療部長
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 臨床教授
広島大学医学部 客員教授
広島県出身。ホスピス、在宅でがん患者と家族のケアにあたる傍ら、緩和ケア普及･啓発のための活動、医療介護職の研修や、医学・歯学部の学生講義で看取りをテーマとする講義を担当。 2014年秋から広島県廿日市で「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」を継続中。
著書：〈暮らしの中の看取り〉準備講座／中外医学社。
