第71回〈暮しの中の看取り〉準備講座
看取りに向けて市民にもできること  

 

 

核家族化が進み、多くの方が病院で亡くなっている現在の状況で

人は亡くなる前にどんな気持ちになるのか。

身体的にはどのような変化が起きていくのか。

そんなことを間近で感じることも少なくなり

死は私たちの日常から遠ざかっています。

 

家族や親しい方を看取ることは誰もが経験することであり、

自分もいつか必ず看取られることになります。

 

家族や親しい方を看取った経験のある方でも

どのように向き合えばよいのか迷った経験や

こんなことをしてあげればよかったと悔いの残った経験はありませんか?

今回は、医療介護者ではなく市民が看取りに向けて

家族としてできた経験をお話しします。

なにができたのか、なぜできたのかを紐解きながらの経験談です。

看取る、あるいは看取られるということは誰にもで必ず訪れます。

誰もがこんなよかったと思える看取りができる社会に向けて一緒に考えてみませんか。

 

お申し込みはこちらから👉https://20250713online.peatix.com/view

 

◆プログラム

1.看取りに向けて私ができたこと

   スピーカー:鈴木 美和(すずき みわ)

         泰田 康司(たいだ こうじ)

   

 

2.看取りが近づいたときの身体の変化と家族にできること

     看取りとは?

家族を含めたチームでIMADOKOを活用

家族ができること・医療ができること

  講師:大井 裕子(おおい ゆうこ)

 

3.グループトーク:

  今日の話を聴いて感じたこと、そこから考えたことをお互いに話して・聴き合いましょう
 
   ファシリテーター: 大井 裕子(おおい ゆうこ)

 

対象

◆一般の方・学生さん
医療介護従事者  地域包括ケアに関わってる方
介護されている方・介護を受けている方
将来、介護される方・介護を受ける方 どなたでも

講師・ファシリテーター・スピーカー紹介

◆鈴木 美和(すずき みわ)

がんの家族を看取った経験を持つ市民
NPO法人くみサポ 会員

父親が末期がんと診断されたとき、
「はつかいちで最期まで輝いて暮らすために、
まずは知ろう!〜介護する側・される側のこころの叫び〜」の タイトルに関心を持ち、
第1回〈暮らしの中の看取り〉準備講座に参加。
講座で学んだ事を実践しながら看取った経験をお話しします。

 

◆泰田 康司(たいだ こうじ)

自宅で家族を看取った経験を持つ市民
NPO法人くみサポ 共同代表理事

家族をそれぞれ違った状況で看取った経験を持つ。
ひとりは長期入院、ひとりはピンピンコロリ、ひとりはガンで、ひとりは老衰に近い状況で。
人が死を迎えるまでにどんなことが起きるかを事前に知っておくことの大切さ、今できることを考えることの大切さを身をもって体験。
多くの人が良い看取りができたと感じられる社会になるよう活動しています。

 

◆大井 裕子(おおい ゆうこ)

緩和ケア医
NPO法人くみサポ 共同代表理事
おおい在宅緩和ケアクリニック 院長
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 臨床教授
広島大学医学部 客員教授

広島県出身。
ホスピス、在宅でがん患者と家族のケアにあたる傍ら、
緩和ケア普及・啓発のための活動、医療介護職の研修や、
医学・歯学部の学生講義で看取りをテーマとする講義を担当。
人生会議、ACPなどと難しく考えず、「大切にしたいこと」を一般市民とともに考える「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」を2014年秋から継続中。
著書:〈暮らしの中の看取り〉準備講座/中外医学社。

 

詳細

2014年10月に、看取りとは?をあたらめて考え

看取りを自分事として考える市民講座として始まった〈暮らしの中の看取り〉準備講座は

今7年目を迎え、食べられないことの支援や聴くことの活動を行っています。

主催

主催:NPO法人くみサポ http://kumi-suppo.com/

 

NPO法人くみサポとは?

2014年10月から広島県廿日市市で始めた「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」では、

日頃考えることを避けてしまいがちな「看取りとは?」を自分事として考え、

これから地域で療養する人が増えるであろう「がんのこと」や「認知症のこと」を

学びながら、地域で最期まで安心して暮らすためにできることは何か?を考えてきました。

 

その具体的な活動として「聴くこと」と「食支援」を目標に掲げ

〈暮らしの中の看取り〉準備講座や勉強会を開催して実践に向けての準備をすすめてきました。

 

はつかいち暮らしと看取りのサポーターはこうした活動の中から

「できるときにできることを」をモットーに2017年2月に発足し、

〈暮らしの中の看取り〉準備講座の運営や、「聴くこと」と「食べる支援」の

活動に参加しています。

 

2022年7月にNPO法人くみサポとして認定され、

広島県廿日市市でこれまで行ってきた活動を継続するとともに

東京都小金井市でもくみサポ@こがねいの活動を支援しています。

詳しくはこちらをご参照ください。
http://kumi-suppo.com/

■実施日時 :2025年7月13日(日) 午後2時〜午後4時
■参加費  :一般の方 1000円