第42回 〈暮らしの中の看取り〉準備講座

=職種・所属・地域を超えてつながるために=

みんなで語ろう!自分のできること・困りごと

〈暮らしの中の看取り〉準備講座に参加方されているみなさんは
多様な職種や得意としている分野をお持ちです。
その一方で日々の暮らしや業務のなかで困りごとを抱えておられることもあります。

 

今回は、そんな皆さんおひとりおひとりに
“自分の できること・困りごと”をお話いただき、
職種や所属、地域を超えたつながりをつくり、
今後この講座外でも連絡取り合えるような仲間づくりの機会としました。

 

参加者は30人。

今回は初めての試みで、
参加者皆さんがお互いのことを知る機会にする目的で、
全員参加で自己紹介と自分のできること、困りごとをお話しいただきました。

意外に自分の困りごとやもっている力は気づきにくいものですね。

まずは、地域にどんな人がいるか知り合う、
そのステップがより良い地域をつくる初めのステップであるように思いました。

 

今回の講座で互いに知り合ったことで、
自分自身や自分の周りの資源に気付き始める機会になったように思います。

 

では、参加された皆さんからの感想をご紹介します。

 

★宿題を見た時は、困っていることないし、敢えて言うなら…みたいな感じで書き込んだけど。
口に出してみると自分で悩みではないと思い込もうとしていただけ、と気付いた。
家族の介護を快く引き受けている訳ではないけれど、
そう思ってるのは自分だけではない、と会話を通じて感じられて元気が出た。

 

★「困っている事」と聞かれると意外と浮かばないものですが、
他の方の話を聞いているとあーそうだ自分が困っている事はこういうことだ、と浮かんできました。
意外と人は、自分の困っている事は無意識に押しやって、
困っていることがないように振る舞っているのかもしれませんね。
でもそれでは課題が解決されませんよね。
こうやって人の話を聞くことで気づかされることがたくさんあります。貴重な時間でした。

 

★困り事を聞いてもらえる場所があるって、素敵な事ですね。
悩みはなかなか他人には言えない事かも知れませんが聞いてもらえるだけでストレス解消になることもあるかも。

 

★自分たちがやっていることは間違っていなかったって再確認できて嬉しかったです。

 

★病気や介護について相談する団体があるといいなと思いました。

 

★介護は家族になるとしんどい。患者さんに出来ても家族だと抵抗ある。
悩みを語る相手も身近な家族より少し離れた人の方がいいかもしれない。

 

★私が、食べることが難しいことに大変苦労していることを、
自分の身になってアドバイスいただき、非常に親近感を覚えました。

 

★沢山の役割の人が少しずつでも力を出し合う。
そのためのネットワークが、すみ慣れた地域で安心して看取れることにつながると実感しました。

 

★味方や応援してくれる仲間がいれば、新たな領域も発展させられるのではないかと勇気づけられました。