第37回〈暮らしの中の看取り〉準備講座

=人生は想定外の繰り返し、そのときどう向き合う?=

みんなで楽しく、縁起でもない話をしよう!
〜自分らしく「生きる」を考えてみる〜

 

今回は浦山理絵さんをお招きして自分らしく「生きる」を一緒に考えてみました。

 

まず最初の瞑想の時間では、ゆったりとした浦山さんの語りに自然と身体の力が抜けていきました。

次にあらかじめ参加者のみなさんにお配りした「ライフヒストリー曼陀羅」のワークシートを用いて
「自分が生まれてから今まで」を振り返る時間をもちました。

さあいよいよ今話題のもしバナゲームです。
通常は対面でカードを見ながら行うもしバナゲームですが、今回はオンライン用に少し工夫していただき
浦山さんの手元カメラでカードを参加者で共有しながらそれぞれが大切なカードを選択していきました。

苦しい選択もありましたが、やはり私はこういうことを大切にしているのだなと再確認できました。

そして準備講座では毎回大切にしているグループワークの時間。
「よく聞き合い、短く話すこと」を意識して、もしバナゲームで選んだカードを紹介しながら話し合いました。
ここで参加者同士の交流をして、最後にみなさんの意見を全体で共有しました。

参加者のみなさんはからいただいたコメントをご紹介します。

◆自身のライフキャリアについて考えている時期だったのでとても良い時間でした。

◆医療従事者としての見方・親を思う自分としての見方・自分自身の人生の向きあい方、
立場によって考え方が異なることに気付きがあった。

◆自分の人生について考え、他の方々と意見交換をして改めて最後の過ごし方について考えて されられた。 自分がどうしたいか考える機会がなかったのでとてもよい研修になった。

◆浦山絵里先生の話し方、文字が親しみやすく良かったです。
自分を振り返り、他の方のお話を聴き、さらに自分の考えが深まり、沈みがちだった気持ちが
元気になったように思います。自分の気持ちを話すことも大事ときづきました。ありがとうございました。

◆ワークショップで自分をふりかえることはとても貴重な時間でした。
久しぶりにくみさぽのコアメンバー、瀬戸田にも来てくださった泰田さん、米田さんと同じグループで
お話しできて、お二人のお話に触れることができて良かったです。やはりお二人のお話はとても勉強になります。
他県のメンバーの方も、お馴染みの方が増えてきて、嬉しい時間でした。
初めてお会いした方で、がんの患者さん当事者の方、患者さんでかつ医療従事者の方の生の声が聞けたことも
良かったです。
最後のもしばなを実際にご家族とされた岩手の鈴木さんのお話は参考になりました。
やりたいなと思ってもなかなかできないので、実例は貴重でした。

◆これからの自分の人生において大切なことの優先順位付けの整理ができました。

◆過去の自分を振り返り、語る事で、今の自分を作っている出来事を客観的に見れた。
同じグループの方の子供時代の話、歩んで来た道を聴くのが楽しかったし、時間があればもっと聞きたかった。

◆自分は何を大切にしているかを振り返る時間は有意義だった。
自分の一番言いたいことをまとめることが苦手なので、お約束にあった、よく聞き合い短く話すことを今後も気をつけたい。

◆自分が死ぬまでの過ごし方について考える機会がなく、改めて考えされられた。
他の方々も年齢や職種、過ごし方によって様々な価値観を持たれていたので勉強になった。

◆もしバナゲームは,新しい自分の生き方を考える機会になるので地域の研修でも活用するとよい。

◆医療従事者は自身のことを振り返る機会が少ない傾向にあると思った。
自身を振り返る、自分を大切にする機会として法人内やこのような機会で振り返ることが大切だと感じた。

◆もしバナゲーム・カタルタ・ライフヒストリー曼陀羅等新しいツールを知ることができた。

◆先生が教えてくださったワークはどれも今後に活かしたいものばかりで、大変勉強になりました。
今回はワーク用のシートをいただけて、嬉しかったです。
「オンラインでもしばなをする方法」は、特に勉強になりました。
集まれなくても、オンラインでも、工夫してできると改めて思いました。

◆私が選んだカードは「私の価値観や優先順位を知る意思決定支援者がいる」「私の思いを聴いてくれる人がいる」「尊厳が保たれる」でしたが、この講座でずっと学んでいたから選んだのだと思う。
同じ人でも20代、30代、40代で選ぶカードが違ってくると思う。
過去の自分と向き合うと、これからどうしたいか考える事が出来た。

 

また繰り返しこういう機会をもちたいといご意見をたくさんいただきました。

また機会を設けたいと思います。