第2回 タベマチサミット

 

日本全国に「最期まで口から食べられる街づくり」を広めることを目的に、平成29年より年1回、最期まで口から食べられる街づくりフォーラム全国大会(通称:タベマチフォーラム)が開催され、今年は9月6日に第4回タベマチフォーラムが開催されました。

これまでの3回は東京での集合型開催だったのですが、コロナ禍のなか、会場とオンラインのハイブリッド開催でした。

 

タベマチサミットは、その前夜祭として昨年からはじまったもので、全国で活動している食支援団体が繋がることを目的とし、パネルディスカッション方式ですが食支援団体同士で直接情報交換や議論する場になります。

今年はその2回目、こちらもオンライン開催でパネリスト同士はZoomでやりとりし、その模様をYouTubeで生配信するというもの。

全国から8つの食支援団体がパネリストとして登壇したのですが、くみサポもそのひとつとして参加。

くみサポからは4名(坂井、吉屋、松原、泰田)が参加し、リレー方式で順に登壇しました。

<参加された団体>
・新食研NEXT:進行/稲山未来さん(管理栄養士)、臼井悠さん(作業療法士)
・出雲在宅NST:中山真美さん(医師)
・秋田食介護研究会:佐々木匠さん(美容師)
・神奈川摂食嚥下リハビリテーション研究会:石井良昌さん(歯科医師)
・大田食支援研究会:前田憲邦さん(歯科医師)
・南大阪発“egao”プロジェクト:山下勝巳さん(介護支援専門員)
・食べるを支援したい:小川豊美さん(管理栄養士)
・はつかいち暮らしと看取りのサポーター:坂井佑花里さん(歯科医師)
<オブザーバー>
・藤原 瑠美 先生(医療福祉福祉ジャーナリスト/ 「ホスピタリティ☆プラネット」主宰)
・大熊 由紀子 先生(国際医療福祉大学大学院 教授)

<ディスカッションテーマ>
・各団体の活動紹介
・なぜ、今食支援なのか
・今後の活動を通して、次世代に期待したいこと

<タイムスケジュール>
19:00 開始
19:10-20:50 ディスカッション
21:00終了
21:00-22:00 ZOOMにて懇親会

今回もくみサポの鈴木さんのレポートをご紹介して活動報告とさせていただきます。

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第2回 タベマチサミットに「はつかいち暮らしと看取りのサポーター」が参加しました。
全国の食支援団体の活動報告、なぜ今食支援なのか、その活動をどのように次の世代に繋げていくのか、をテーマにディスカッション。

歯科医師の坂井先生がくみサポのこれまでの取り組み、建築士の泰田さんが親族が突然食べれなくなった時、学んでた事を生かして医療従事者に掛け合い食べれるようになった事、言語聴覚士の松原さんが、次世代にどのように活動に参加してもらうかについて、発表しました。
介護レストランなど、くみサポの活動が全国から注目されている事をとても嬉しく感じたし、他の団体の発表から学ぶ事も沢山ありました。

 

 

老々介護になってから姿勢や食事介助の方法を教わっても中々出来るようなはならないそうです。在宅で介護を担う事になるであろう家族が予め知っておく事の大切さを改めて感じたことと、支える人の存在も必要ということ。
専門職が伝える「正しい事」と患者さんが「聴きたい事」は違うという意見にドキッとしました。
専門職も地域で暮らす人々のニーズに応えられるよう、自分を磨いていきたいものです。

サミット後の懇親会ではパネリスト以外の参加者も加わり、今後より連携していこうと締めくくりました。