第28回〈暮らしの中の看取り〉準備講座
今回は4月19日に続いて2回目のZoom開催の準備講座で40名の方が参加して下さいました。
グループディスカッションの時間を十分に取り参加者が想いをじっくり話せるよう工夫しました。
まずは前回の3名の演者のお話しをふり返り、そのときできていたことを確認しました。
その内容をまとめると
・話しをじっくり聴くこと
・本人の想いを尊重すること
・ときには黒子に徹すること
・沈黙を意識してじっくり聴くこと
・いつか訪れる死別を意識して普段から優しく接すること
・日頃から今後のことや死について話し合っていたこと
この講座に毎回参加してくれているくみサポのメンバーが今回の講座をうまくまとめてくれたので
そのままこちらに紹介して活動報告とさせていただきます。
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現状確認ツール 「IMADOKO」
・「あとどれくらい?」より「いまどこなのか」に注目
・月単位での予測は難しい。いつできなくなるか正確には分からない
・今できていることからいまどこなのかを確認して家族、医療チームと共有する
これからどうなるか
・「知りたいか」を確認した上で伝える
・情報を持っていると教えてあげたい、やってあげたい気持ちが先行して失敗する事がある
医療職じゃなくても出来る事
・一般の人も知識があれば専門職に自分達はどうしたいか、伝える事ができる。
医療従事者も自分が家族の立場になった時、上手くいかなかったり、無力を感じる
・自分の役割を考える、難しい場合は第三者の誰かに助けてもらう
言葉一つも、みんな受け止め方が違う。
今の状況、これから先起こると予測できる事、本人の気持ち、家族の気持ち
・・大切なのは、困難な時いつでも手を差し伸べれる距離で寄り添うことでしょうか
この講座は医療従事者以外の方も、今ならzoomで自宅から参加できます。
病院の先生にお任せ、ではなく、結局看取るのは自分や家族
今、困難に直面している方、これから予測される方、話を聴いてみたい方、是非どうぞ。
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最後に、参加者のみなさんから共有したいこととしていただいた貴重なご意見をご紹介します。
・相手からの言葉がどういう感情から出てきたものなのか、どんな事情から出てきたものなのかに焦点を当てると、その方の本当に欲している事がわかるようになると教えていただきました。
・看取り後に鬱状態になってしまった方にどうしたら良いのかについて、時間が必要な事もあるし、何もできないけどそばにいる事、気持ちを聴いていくこと、日常的な些細な話題をしていく事などができる事があると知った。
・情報提供は聞きたいかを確認してから。
・終末期の現場に携わる医療職のスタンスとして、「やってあげたい」という気持ちを抑えて「いつでもできるよ」と思いながら黒子に徹することがとても大切。
・医療からの情報の提供は一方的になりがち。本人や家族はどんな理解をされていて、何を知りたいと思うのか、まずは確認して、これをまずはドクターに、そしてチームメンバーに伝えていきたい。
・医療職だけでなく様々な立場からご本人やその家族を支えることが揺らぎや戸惑いを小さくできることもあることを知りなるほどと思いました。
・こちらは受け入れる気持ちがあるという姿勢を示すことが大事
・看取りの文化を継承するには、納得できる看取りに立ち会える人を増やす事。日々の実践が大切であり、その積み重ねが結果を生む。事を再確認した。立ち会あえる人を増やす。
・緩和ケアに対する認識が医療者であっても、緩和=諦めや死という空気をもっている。専門職も、一般の方も改めて学ぶことが必要、この様な集まりがとても大切だと思います。
・自宅での看取りのために、訪問看護さんが家族にこれから起こる変化を伝えるのに「いまどこ」を使うとわかりやすいと思いました。
・「いまどこ」のチャートは共有したい。
多くの方に共有したいとご希望があったチャートはこちらを参照ください。
https://ameblo.jp/hospice66yuko/entry-12564552857.html
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