はつかいち 暮らしと看取りのサポーター8名がファシリテーターとして研修会に参加しました!

2019年2月16日(土)

平成30年度 第2回在宅緩和ケア事業研修会

「地域で支える、看取りを見すえた がん患者とその介護者のケア(主催:広島大学病院)」に、
講師として当会代表の大井、ファシリテーターとしてはつかいち暮らしと看取りのサポーター8名が参加してまいりました。

この日の参加者は、がん診療に携わる医療従事者の皆さんです。

 

地域(自宅や介護施設)での看取りが必須となるこれから、医療介護職、そして家族の皆さんが、安心して「より良い看取り」を支えるために、というテーマの研修会。

ワークショップの最終的なテーマは、「地域で私達ができることは何か」。

ワークショップの中では、「地域で私達ができること」として、
医療介護連携はもちろん、まずは自分が家族と看取りについて話をはじめる、
教育の分野で「看取り」「死」を身近なものにしていく、
など様々な視点から意見が交換されました。

私たちサポーターは、今まで「聴く力」を身につける研修を重ねてきました。そして、対話から生まれるアイディアを形にして行動できることを、活動を通して実感しています。

今回のワークショップを通して、その気づきを地域で看取りに関わる参加者の皆さんと共有できたこと、とても貴重な機会となりました。

今後も、様々な場で対話の場をもつ機会を大切にしていきたいと思います。

最後に今回の参加者の皆さんからのアンケートより一部抜粋してご紹介します。

・他職種が本当に困っていることを知ることができた。(医師)
・入院のタイミング、死へのプロセスなどが役立ちました。(医師)
・地域で一緒に話し合うには、具体的な例を出しながら意見を言える場づくりをしながら、が大切だと感じた。地域、ということのイメージが病院からだと見えづらい。(医師)
・多職種の方と話して、改めて連携の大切さを思いました。看取りの経過や、その中での不安など、気付ける点について整理できました。(医師)
・常に本人、家族の思いを確認することは意識づけていきたいと思いました。(訪問看護師)
・他者の方の意見を聴き、情報共有しながら考えることが出来てよかったです。看取りのプロセスなど勉強しなおすことが出来よかったです。(訪問看護師)
・他職種のひとも同じように考えていることを知り、力になった。(訪問看護師)
・沢山の気づきがありました。今後の看取りに役立つ内容でした。(訪問看護師)
・いろいろな職種の意見を聞くことができたのは貴重でした。(訪問看護師)
・特養、ユニットケアにおいて、個別性のある看取りケアをするためにどうかかわっていくかヒントをもらえたような気がします。(訪問看護師)
・苦痛に目を向け、患者本人がどのことを望んでいるか確認していきたいと思います。また、タイミングを逃さない声かけ、働きかけをしていきたいと思います。(がん治療病院看護師)
・時期を逃さず、大切なことができるようにサポートしていきたいです。(がん治療病院看護師)
・患者、家族とコミュニケーションを密にし、病状認識、見通しを考える事の大切さを再確認した。(がん治療病院看護師)
・具体的な出来る方法を知れてよかった。(訪問看護師)
・身体機能の変化について知ることが出来、説明の時など役立てようと思います。(訪問看護師)
・地域の人たちと看取りについての話をする機会が必要だと感じました。(訪問看護師)
・自分がしていること、考えていることを他の人と共有し、同じように感じることができ、自信になりました。(訪問看護師)
・今後の経過についての見通しの説明のタイミングが難しいと思っていたので求められる時、そのタイミングで行えるようにしたい。(訪問看護師)
・看取りへのアプローチへのベースとなる。本人と家族の思いを十分に知ること、その都度思いを確認しながら、介入するために必要なサービス考えることの大切さを改めて感じました。(訪問看護師)
・医療や介護職にかかわらず、地域で自然な看取りの経過について知る機会が持てるとよいとみんなで話しました。みんな関わることが出来る、ということをバックアップするのが私達の役割だと思います。(訪問看護師)
・講義はすごくわかりやすい内容でした。ワークショップもファシリテーターの方がうまく進めてくれたので迷うことなく充実した時間でした。ありがとうございました。(訪問看護師)
・看取りについて、もっと起こりうることをしっかり予習して、タイミングを見て、本人、家族の方へ伝えていくことが大切だと思いました。(訪問看護師)
・本人、家族の思いを聴いたり、くみとることの大切さを感じました。(理学療法士)
・急激に状態の悪化があるケースを対応したことはなかった為、事例やグループワークを通じてシミュレーションになった。(ソーシャルワーカー)
・①多職種で話せました。②市民の声も聴けました。③包括ケアシステムに生かしたいです。→広大Drも生活をみてほしいです。(ソーシャルワーカー)
・看取りについて少し身近に感じられた。(ソーシャルワーカー)