この流れに沿って介護レストランまでの準備についてご紹介しましょう。
1.まず4月の〈暮らしの中の看取り〉準備講座では、介護レストランのボランティアに是非とも共有しておいてほしいくみサポマインドについて学びます。
代表の大井より、くみサポが大切にしたいマインドについて、なぜそれが大切なのか、当事者の希望に沿わない支援がなぜ問題なのか、ホスピスでの経験を元にお話しました。
くみサポのメンバーはこれまで話し合ってきたことの再確認ですが、新たに加わる介護レストランのボランティアには受講をお願いしました。
午後は碧祥寺の太田宣承さんをお迎えして、
十人十色の死生観~自分らしく人生を全うするとは何か~
というテーマでお話しいただきました。
宣承さんが施設での看取りの中で大切にされていることこそ、ボランティアが備えておきたいマインド。
あたたかい看取りの様子が目に浮かぶようで、たくさんのことを学びました。
2.介護レストランの参加者もほぼ決まり、食べたいメニューもわかってきました。
なぜそれが食べたいのか、という参加者や家族の想いもしっかりと聴いたうえで事前研修を行いました。
専門職はどんな視点で食べられない状況の人をみているのか。
大野浦病院のくみサポメンバーが、楽しく、わかりやすくお話してくれました。
そして、午後からは参加申し込みをして下さったひとりひとりの食事の状況について、どんなことに困っているか、どんな支援があれば希望が叶えることができそうか、そしてそれは本人の希望にあっているか?など、担当者と実行委員会で話し合いました。
3.希望の食事をする前にほとんどの参加者が姿勢調整が必要になります。
専門家もそうでない人も、みんなで正しい介助の仕方を学ぶために迫田綾子先生にお話ししていただきます。
そして午後は、いつも通りグループワークを行います。
今回は、代表の大井が介護施設や病院、医師会や地域などの研修会で最近よくお話している「食べられなくなったらどうする?」をテーマにディスカッションします。
地域で食べられなくなって困っている方のご家族やそのケアをしている様々な方が参加する予定です。
4.これらの研修を経て、参加者と家族の想いをしっかり聴いて介護レストラン当日に臨みます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
くみサポは毎月20日に、ゆめタウン廿日市のレストラン街で「食事の困りごと相談コーナー」を開設し、地域の皆さんの食べられないに関する相談ができる場を設けております。
このユニフォームが目印です。くみサポ と書いてある白いウインドブレーカーを見かけたらお気軽に声をおかけくださいませ!
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